地番から土地の場所を調べる関連記事
場所の分からない土地を調べる方法として、こちらの記事も参考になります。
▶ 地番から土地の場所を調べる方法
▶ 地番が分かっても土地の場所が分からない理由
▶ 相続した山林の場所が分からないときの調べ方
▶ 山林の地番から位置を特定する方法
相続で山林を取得したものの、
- 森林簿には載っているが場所が分からない
- 地番はあるが現地が特定できない
- どこにあるのか分からず管理もできない
このようなご相談は非常に多く寄せられています。
結論から言うと、森林簿だけで山林の正確な場所を特定することはできません。
本記事では、その理由と、実際に場所を特定するための方法を解説します。
森林簿とは何か

森林簿とは、都道府県が管理する森林に関する台帳で、
- 所在地(市町村・大字など)
- 林班・小班
- 面積・林種・樹種・林齢
などが記載されています。
山林の概要を把握するための資料として有用ですが、位置を正確に示すための資料ではありません。
森林簿だけでは場所特定できない理由

① 地図ではなく「台帳」である
森林簿はあくまで情報の一覧であり、境界や位置を示す図面ではありません。
② 林班・小班だけでは現地特定できない
森林簿に記載されている「林班・小班」は森林管理上の区分であり、
- 正確な境界
- 地番との一致
が曖昧なケースも多く、そのまま現地特定には使えません。
③ 地番とのズレ・不一致がある
実務上よくあるのが、
- 登記地目:畑
- 課税地目:山林
- 森林簿:山林として記載
といったように、複数資料で内容が一致していないケースです。
この場合、森林簿単体では判断ができません。
④ 山林特有の「目印のなさ」
山林は住宅地と違い、
- 道路や区画が不明確
- 境界標が消失している、または設置されていない
- 地形が複雑
といった特徴があり、現地だけを見ても特定できないことがほとんどです。
山林の場所を特定するための正しい方法

山林の位置特定には、複数の資料を組み合わせる必要があります。
① 公図・課税地番図の確認
まずは地番の形状や隣接関係を把握します。
② 航空写真との照合
地形や植生(竹林・雑木林など)を確認し、現況との一致を見ます。
③ 周辺地形・地物との突き合わせ
- 道路
- 河川
- 尾根・谷
- 建物
などを手がかりに位置を絞り込みます。
山林の位置特定の重要なポイント
これらの工程から分かる通り、森林簿は「入口資料」に過ぎません。
- 森林簿 → 存在の確認
- 公図・課税地番図 → 形状の把握
- 航空写真 → 現況確認
- 現地 → 最終判断
という流れで初めて、山林の位置を特定することが可能になります。
地番土地特定センターのサポート
地番土地特定センターでは、
- 公図・課税地番図の精査
- 航空写真との照合
- 地形・地物の分析
などを行い、山林の位置特定をサポートしています。
このような方はご相談ください
- 森林簿はあるが場所が分からない
- 地番は分かるが現地に行けない
- 所有している山林の場所や状況を把握したい
まとめ
- 森林簿だけでは山林の場所は特定できない
- 複数資料の照合が必要
- 早めの位置特定が管理・処分の第一歩
相続した山林の場所が分からずお困りの方は、専門的な調査により解決できる可能性があります。
















